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インバウンド研修会で講師をされていたマイケルさんから、「ストーリーを作りたい」というお話があったので、私(井坂)もちょっとお役になれればと思いまとめてみました。内容は諸戸(もろと)林業にお勤めだった事務員の方から聞いた話が軸で、その他の方から聞いた話も交じっています。白黒だった元の写真をカラー化したのもその事務員の方です。林業関係者の方にはもっとお詳しい方もいらっしゃるかと思います。ぜひ訂正や加筆していただけると幸いと思います。
(なお、写真の転載はご遠慮ください)
 
 
 
諸戸林業は大台町民で知らない人はいないみたいです。よそ者の私は知らなかったのですが。若い人には「トヨタの森」しか知らない人もいるのかもしれませんね。三重では「山林の諸戸」と「真珠の御木本(みきもと)」と2つの豪族が有名らしいです。

当時。当時と言っても日付がわからないので、当時という場合は明治から大正時代とお考えください。
 
 

諸戸林業による宮川を使った流送

まずは木材の切り出し。

 
切り出した木材は木馬(きんば)に乗せトラックが通れる林道まで下ろします。

 
このトラック、大正時代のものだそうです。

 
トラックに乗せて宮川へ。この写真は明豆にある今のトヨタ山林事務所裏の川辺付近です。

 
昔はみんな人力なんですよね。

 
そして、明豆から宮川を流された木材は、三瀬谷で、そのまま伊勢まで流す木材と、鉄道で運ぶ木材とに分けられます。

この写真の奥に走っている鉄道、見覚えありますよね?
この写真は旧舟木橋から撮影しているのでしょうか。宮川と大内山川の合流地点がはっきりと写っています。
ここらへんをドローンで撮影した今の写真がこちら。一番手前が旧舟木橋。昔は無かった熊野街道(国道42号線)。そして三瀬谷ダムが追加されています。

 
これは当時の三瀬谷駅だそうです。木材の集積拠点だったことが良くわかります。

 
宮川下流域、渡会橋付近。その当時は渡会橋付近には御用木の貯木場があり、現在は記念碑が建てられており流送の歴史が残されています。

 
 

私のお気に入り写真

 
IT技術やドローンを生業としている私にとっては、この伝書バトの写真が大のお気に入りです。
「太郎が足を怪我したー!」とか送ったんでしょうかね。


 
伝書鳩を運ぶ人

 
 
そして、こちらは映画ウッジョブで使われた写真だそうです。左の男の人の顔に光石研さんの顔が合成されてました。

 
 

感想

 
毎週、西郷どん(NHK大河ドラマ)を観ているのですが、これって、西郷どんのすぐ後の時代なんですよね。そしてもう一つ、今週最終回だった「この世界の片隅に」よりちょっと前。
明治・大正を描いたドラマってなかなかすぐに思いつかないのですが、なんかこの写真を見ているだけで、すごくエネルギッシュだったんだなぁと思えます。
大台町も、今はなんか萎れている感じがしますが、栄華を誇った時代があったんですね。
過去の栄光に縛られるのは良くないですが、過去の栄光を取り戻す努力は必要じゃないでしょうか。

※ググってみたら、明治・大正時代を背景としたドラマには。「天皇の料理版」「ごちそうさん(NHK朝ドラ)」「花子とアン(NHK朝ドラ)」があるそうです。