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大台町の森林は、沢山の種類の植物が生育しており、多様な地形や植生による自然環境が大きな特徴だと言われています。
私は大台町で生まれ育ち、他の地域の自然や資源に対する知識が乏しく、当たり前だと思っていたことに大きな特徴があることに気付いていませんでした。しかし、「自然と人間社会の共生」というユネスコエコパークの理念に触れ、「共生」について改めて考えた時、客観的かつ科学的な視点で大台町の自然を知ることが必要だと感じています。多様な人の営みや社会の枠組みに自然を取り入れていくには、多様な自然のことを知ることから始まると感じたのです。また、時間と共に変化していく多様な社会の意識やニーズも同時に知る必要があると考えています。

私は、森林組合で林業を仕事としていますが、その林業の在り方についても、見直す時期が来ているのかも知れません。従って、「自然と人間社会の共生」を目指すには、多様な自然がある大台町と多様な人間社会がある都市部との調和が必要で、その調和の方法や内容も時間とともに、変化し続けることになると思っています。今後は、大台町の自然の中での気付きを大切にし、その気付きを共有できる仲間を増やしていきたいと思っています。

大台ヶ原・大峯山・大杉谷
ユネスコエコパーク
大台町推進委員会 岡本宏之