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みなさんこんにちは!大台町キャスターマミです!

世界遺産「熊野古道」
「伊勢神宮」から「熊野三山」に通じる「熊野古道伊勢路」は、「伊勢に七度、熊野に三度」という言葉もあったほど、全ての日本人にとっての憧れであり、特別な道でした。

大台町の東部を通過する熊野古道伊勢路の一部を、大台町ふるさと案内人の会筒井敏さんのガイドで歩いてきました!

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(2016年5月取材)

復元され、整備された大台町の熊野古道

明治・大正時代、JRや国道、県道が作られたことで、大台町内にある熊野古道伊勢路の参詣道の多くは惜しまれながら失われました。

2004年の熊野古道世界遺産登録を契機に、三重県紀州地域への観光客が増加し、熊野古道伊勢路の通る大台町神瀬にも、改めてたくさんの人が訪れるようになりました。

故郷を貫く古道を自分たちの手で復元しようと地元から声が上がり、有志のみなさんにより修復作業がスタートしました。

歩きやすいように草刈りなどの管理もされているので、安心して通ることができます。

古道のぼり.jpg

現在もJRや車道で寸断されている箇所がありますが、復元された熊野古道の一部を歩くことで古の歴史を感じることができます。

ガイド付き熊野古道ウォークのイベントに参加

大台町ふるさと案内人の会、筒井敏さんの案内により、参加者の皆さんと共にJR栃原駅から出発しました。

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各スポットで詳しくガイドしてくださいます。

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古道1.jpg

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過去にはこの地域に4軒の旅籠があったそうです。

今でも1軒だけ、「岡島屋」が営業しています。現在の岡島屋は3代目の建物。

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岡島屋の詳細は大台町への移住者がお届けしているブログ「ええとこやんか大台町移住者日記」の記事をチェック

熊野古道、馬鹿曲がり

さぁいよいよ、伊勢路きっての難所とされた熊野古道「馬鹿曲がり」です。

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石段を下っていくと、暗く狭いトンネルが出てきます。トンネルの中には水が流れていますが、土嚢が敷かれ整備されているので、足元が濡れる心配はありません。

暗いトンネルを、出口の光を目指して潜ります。

そのまま道なりにしばらく山道を行くと、「馬鹿曲橋」へ出ます。

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橋は4本の足で支えられています。

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ランチタイムは大台町の特産、お茶を五感で楽しむ

ここからは、大台町の主産業でもあるお茶の美しい景観を楽しみながら、のんびりとウォーキングします。

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一面に広がる茶畑では、機械に乗り働く人々の姿もちらほら見えます。

お昼はこの広大な茶畑を見下ろせる素敵なロケーションで。
準備して待っていてくださったのは、「神瀬の未来を語る会」のみなさんです。
新茶もご馳走してくださいました。

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美味しいお弁当をいただきながら、360度見渡せる景色を眺めます。

山には上の方に薄く黄緑色になっているところがあります。

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しいの花の色なんだそうで、山は一言で「緑」と言っても、色とりどり。

おもてなししていただいた「神瀬の未来を語る会」のみなさんは、3つの活動をされているそうです。

今回私たちが巡っている町内の熊野古道伊勢路の復元作業、観光客に四季折々の花を楽しんでもらうための花植え、神瀬のお茶のPR活動。

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お腹も心も満たされて、午後の部の出発です。お茶の香りに包まれた茶工場も見学しました。

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古の熊野古道伊勢路、参詣道を行く

熊野古道へ戻りましょう。

2014年3月に復旧が完了し、通れるようになった熊野古道「猿木坂」

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1列にならないと通れない細い道です。

猿木坂を下り、目指すは眼鏡橋

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竹林の中を歩きます。

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水の音が聞こえてきました。

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有名な「眼鏡橋」が見えました。

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「眼鏡橋」とは、明治40年にできた神瀬橋の通称です。

かつて2つあった橋のアーチのひとつは、線路ができたため埋没したそうです。

イギリス積みが美しいレンガの橋。

イギリス積みとは、レンガを長手だけの段、小口だけの段と、一段おきに交互に積む方法だそうです。

次に向かうのは殿様井戸

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木々に囲まれ涼しいこの井戸は、年中涸れることがなかったそうです。

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江戸時代に殿様が重鎮たちとお忍びで鷹狩りに来たときに、必ず休憩を取っていたため「殿様井戸」と呼ばれるようになりました。

熊野古道行き倒れ墓碑が2ヵ所ありました。

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志半ばで行き倒れた旅人。

先人たちは、厳しい旅路を経て大自然の中にある再生の地「熊野」へ詣でることで、来世の幸せを神々に託したのでしょう。

最後に

地域の方々の努力で蘇った、大台町の熊野古道伊勢路

大台町ふるさと案内人の会では、熊野古道プライベートガイドもされているそうです。

案内を聞きながら、ゆっくりと先人たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪