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みなさんこんにちは!大台町キャスターマミです!

子供が独立し仕事も勤め上げ、ゆっくりと自分の時間が取れるようになり、お庭や畑で農作物を作る。

自分のペースで体を動かし、それが程よい運動になる。

多く採れれば道の駅へ売りに行く。

老後の楽しみとしてやりがいを持って菜園を始める方、多いですよね。

でも、実際はそう甘くはない・・・。

今回は、ある被害にも負けず徹底的にこだわりを貫き通し、手間隙を惜しまず作り上げた大台町の新商品ストーリーを追いました!

大台町の農業における一番の問題は、獣害

「地域おこし協力隊として大台町に来ました」と自己紹介すると、地域活性化のために何とかしてほしいことがある!と、よく相談を受けます。

それが、獣害

猿、鹿、イノシシにより、夢を持って育てた作物は全て荒らされる

せっかく始めた菜園も、それで諦めてしまうそうです。

年配の方々に心身ともに健康でい続け、輝いていてもらいたい。

大台町では、JA多気郡農協奥伊勢地区女性部の呼びかけで、害獣被害のない作物として、それぞれの農地で「えごま」を作り始めました。

「えごま」とは

えごまとは、一年草のシソ科の植物。「ゴマ」ではありません。

えごまの実は、古くから日本でも食されていて、現在でも飛騨地方の五平餅のタレに使われるなど各地の伝統食に使用されています。

近年えごま油はメディアでも注目されています。

オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)が脂質のうち約60%含まれているそうで、アンチエイジング、美肌、認知症予防、うつ病改善などに効果が期待されているそうです。

「奥伊勢えごま」のこだわり

農薬、化学肥料を使わず、全て手作業で完成させることが大台町で作る「奥伊勢えごま」のこだわりです。

初夏に苗を植え、夏~秋はずっと畑の草取りが必要です。

えごま苗.jpg

雑草が周りにあると、養分が雑草に取られてしまい、えごまが大きく育ちません。

えごま草取りアップ.jpg

えごま草取り.jpg

えごまの葉はシソ科なだけあって、シソと同じようにお肉を巻いたり、しょうゆ漬けやキムチ漬けにしたりと美味しく食べられます。

えごま葉.jpg

丁寧に草取りを行ったえごまは、草丈1mほどに成長。

白い可憐な花が咲き、畑中を蜂が舞う。

えごま蜂.jpg

秋には枯れていき、このタイミングが収穫時期。

えごま枯れ.jpg

収穫の時期は早すぎると実が隠れているし、遅すぎると実が落ちてしまっています。

この一時を見逃してはいけません。

「えごま」収穫体験記

えごまを450株も栽培していた、大台町の古畑さんの畑でえごまの収穫をお手伝いしました。

前日は雨でしたが、この日は朝から晴れたり曇ったりで寒すぎず暑すぎずな農作業日和。

収穫お手伝いをする約束をしていた古畑さんご夫妻が、朝お迎えに来てくださいました。

車で畑まで連れていっていただき、作業を教えてもらいます。

背の高いえごまは台風の影響もあり倒れてしまったんだとか。

まずは古畑さんがハサミでえごまを刈り取り、ビニールシートの上に置いてくれます。

えごま古畑さんハサミ.jpg

刈られたえごまは実をなるべく落とさないようにブルーシートの上で葉っぱだけ丁寧に取り除き、ある程度の量をビニール紐で束にまとめます。

まとめたえごまをビニールハウスへと移動させ、2、3日乾燥させるとのこと。

えごま古畑さん運ぶ.jpg

えごま干しハウス.jpg

乾燥後、叩いて実を落とします。

午前の作業が終わり、休憩時間。

古畑さん 「農作業で一番楽しいときはいつだか分かる?」

 マミ 「農作物が実って収穫するとき!ですか?」

 古畑さん 「休憩中の食事&おやつタイムやよー!はいお弁当」

ありがとうございます!

澄んだ空気、見渡せば山や緑、鳥の声、遠くには山仕事をする音・・・汗をかいた後に長閑な自然の中で美味しい物をいただく。なんとも言えない幸せ感。パソコンに向かう忙しい日々の疲れを忘れさせてくれます。

お昼休憩のときに、他にも色々作っているということで畑を見せていただきました。

えごまキャベツ.jpg

キャベツ、白菜、きゅうり、ナス、ブロッコリーなどなど。

畑の隣には栗の木もたくさんありました!

えごま栗.jpg

えごまいが栗.jpg

いがの中は全部空っぽ・・・。お猿さんが群れでやってきて食べてしまったそうです。

えごまは獣害がないので、この地域でも心配なく育てられます。

が!!休憩中ふと気がつくとスズメがチュンチュン何匹も!えごまの実を食べにきたようです。手塩にかけて育てられたえごまだから、そりゃあ美味しいだろうねぇ(笑)

 古畑さん「コラー!!スズメしっ!しっ!」

午後からも作業し、この日のえごま収穫は450株あるうちの約半分が終了しました。

えごま油が完成するまで

収穫したえごまはこのように叩き、実を落とします。

えごま叩き.jpg

えごま叩き引き.jpg

農業体験に来てくれた僕は、マスクで目を覆って笑いを誘ってくれました。可愛いムードメーカーです。

えごまふるい.jpg

唐箕にかけ、実だけの状態にし、洗います。

えごまとうみ.jpg

乾かしながら、えごま以外のゴミが入っていないかチェック。

乾燥させ、搾油場へ持っていき、パッケージングして完成。

えごま商品.jpg

たくさんの人の手で完成させた、大台町のえごま。

出来上がった商品の色を見てください。美しい金色です。

奥伊勢えごま倶楽部のみなさんが「私たちの想い(ハート)がこもった」という意味で、選んだ瓶の形はハート

口にすると伝わります。「これが油?」と疑いたくなるほど、水のようにさらっとしている。えごまの香りがやさしくふわっと広がります。

町内約40名の生産者とスタッフ、ボランティアのみなさんが作り上げた最高級の出来に仕上がったえごま油は今、飛ぶように売れています。

生絞りえごま油 奥伊勢大台町産100%

95g 2,500円

販売店:JA多気郡ファーマーズマーケットスマイル明和店・多気店、JA多気郡奥伊勢シルバーセンター、奥伊勢営農センター、大台町内JA購買店舗、奥伊勢フォレストピア、三重テラス(東京)、神宮会館(伊勢)

※三重テラスと神宮会館では 2,600円で販売

JA多気郡ファーマーズマーケットスマイルのホームページでも販売中

お問い合わせ

E-mail  okuiseegoma@yahoo.co.jp

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪