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Vol.85 前納(まえの) 太輔(たいすけ)さん(下三瀬)

 
 今月ご紹介するのは、「大台町で“一番あつい男”」と冗談交じりに自負する前納太輔さん(34)です。自宅でカイロプラクティックを経営、大台町商工会青年部代表として主張発表全国大会に出場、宮川ボートクラブのコーチと、幅広く活躍されている前納さんに、今回は宮川ボートクラブについてお話を聞きました。
 
 
前納さんとボートの出会い
 
宮川ボートクラブは、小中学生を中心として平成27年に発足したチームで、現在は約20人の子どもたちが所属しています。前納さんは昨年8月からこのチームのコーチを務め、日々の指導に熱を入れているそうです。
前納さんがボートを志したのは中学一年生のとき。当時高校生で近所に住んでいた知り合いの方がボートで活躍していることを知り、「自分もやってみたい」と思ったのがきっかけだったそうです。高校の部活動ではボート部に入り、奥伊勢漕艇場で毎日練習に明け暮れていたといいます。高校では国体とインターハイで日本一という輝かしい結果を残し、大学進学後もボートを続けられ、計7年間選手として活躍されました。
 
 
地元への恩返し 選手からコーチへ
 
昨年の夏、宮川ボートクラブの監督から声をかけられたことがコーチとなるきっかけでしたが、怪我によりボートから離れ、ボート自体がおっくうになっていたため、一度依頼を断ったそうです。
しかし、試合で勝つことの喜び、ボートを思うようにできないもどかしさ、すべてを経験してきた自分だからこそ、それらの経験を選手たちに伝えることが今の自分にできることではないかと考え、コーチになることを決心したそうです。
練習では時折選手たちに厳しい言葉もかけるそうですが、技術面だけでなく、あいさつや人に対する礼儀、物の扱い方など、様々な面で大きく成長していく選手たちを見て、自分自身も日々成長できることが楽しみであり、やりがいでもあると話されました。

 
 
大台町とボートの発展を目指して
 
前納さんの今後の目標は二つ。一つ目は、ボートの認知度を上げること。競技としてだけでなく、水上スポーツならではの楽しさや面白さをたくさんの人に知ってもらい、「大台町といえばボート、三重県といえばボート」というところまで認知度が上がってほしいと考えているそうです。
そして二つ目は、宮川ボートクラブを「日本一」に育てること。発足して約2年のまだまだ若いクラブチームですが、週に2回奥伊勢漕艇場で練習を行っており、これまでの大会でも手ごたえのある結果を残しているそうで、いずれは日本一になってほしいと力強く話されました。
今後の前納さんと宮川ボートクラブの皆さんの活躍に注目です。