Pocket

Vol.87 西(にし) 昂世(たかせ)さん(栃原)

 
 
 今月は、自動車整備士として働く傍ら、BMX(ビーエムエックス)の選手として活躍する西昂世さん(30)をご紹介します。
 
 
BMXライダーとなったきっかけ
 
 BMXとはバイシクルモトクロスの略称で、小径自転車を使用して行われるアメリカ発祥の自転車競技です。西さんは大小様々な構造物の中で技の難易度や高さ、華麗さを競うフリースタイル パークに取り組まれています。
 もともと自転車に乗ることが好きだった西さんは、中学2年生の時、友達にBMXについて教えてもらったことをきっかけに興味を持ち、専用の自転車を手に入れると毎日のように乗って遊んでいたそうです。初めは遊び感覚でしたが、短大進学した19歳の時、プロライダーと出会ったことをきっかけに本格的に競技として取り組むようになったそうです。「初めてジャンプ台に挑戦した時から不思議と恐怖心はなく、楽しいという気持ちが大きかった」と言います。
 
 
練習場がない・・・それなら作ってしまおう!
 
 「10年前に比べると若者の競技人口が増えてきているし、2020年東京五輪の新種目として加わったこともあって注目度も高まっているけど、全国的にみても安全に練習できる場所が少ない」と教えてくれました。西さんの自宅敷地内にある練習場を訪れると大きなジャンプ台が目を引きますが、これはなんと西さんお手製。失敗してもけがが少ないようにと工夫が施されており、休日になると全国各地のライダーが練習に訪れると言います。今でも年に1、2回は修理をしたりコースを変えたりしているそうです。

 
 
これからの目標
 
 現在は自動車整備士として働きながら、帰宅後や休日に練習を重ねています。今年5月に富山県で開催された全日本フリースタイルBMX連盟主催の全国大会で2位に輝き、また今月中国で行われる世界大会に出場予定など活躍の場を広げています。「これから練習や経験を積んでもっとうまくなりたい。そしていつまでも乗り続けたい」と目標を語ってくれた西さん。今後の活躍に注目です。

写真:西さん提供
後方宙返りする得意技『バックフリップ』