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住民からの依頼により先週から猿被害に対するドローン・パトロールを行っています。ドローンで上空を巡回するっていう感じ。

住民T氏からの依頼というのはこんな感じです。

家の前(A)に猿が出没するとロケット花火で追い払います、すると川を隔てた反対側(B)に出没。T氏は橋を渡って(B)に行きロケット花火で威嚇。するとまた(A)に出没する。(A)と(B)との間には川があり高さ10mほどの木がある。
「ドローンだったら(A)、(B)行ったり来たりできるよね? 追いかけまわして彼らにストレスをかけてほしい。このままだとこっちにストレスが溜まる一方で疲れてしまう。畑やめるっていう人もでてきたので何とかしてほしい。」

猿は朝、昼、夕、時間関係なく神出鬼没。いつ、どこに出没するかわからないので、とりあえず現状調査ということで先週からパトロールしていたのです。

今日はパトロール開始が遅くなりすでに 夕暮れ時。油断して車を走らせていました。 猿は昼行性なので。すると、みかんをむしゃむしゃ食べている猿の群れを発見。その数30頭ほど。

あわてて車を停め、ドローンをセットアップ。ドローンのセットアップはプロペラを着けたり、バッテリーを着けたり、何やら、で5分くらいかかります。その間に猿ははるか遠くに逃げちゃうかな、と思いながらセットアップしていましたが、なんとなく、近くにいる気配があります。

離陸した時にはすっかり暗くなっていました。

猿の姿は全然見えませんが、とりあえずドローンを離陸させ、ゆっくり周囲を飛行。高度1m~10m(木の上)を行ったり来たり。

あたりは静まり返り、ドローンのプロペラ音だけ。

5分ほどしたら、道路を隔てた右側から「ギャッ」という鳴き声がしました。その声がした方向にゆっくりドローンを飛行させ、ぶーんとホバリングさせました。

ホバリング開始から2分くらい経ったところで、左側から「クィーン」という、かわいらしい鳴き声がしました。

これは、親と子が道路の右と左に分かれてしまったんだろう、と思い、ドローンを左側に飛行させ子猿らしき鳴き声がした林の入口でホバリングさせました。

そこでまたしばらくホバリングさせておくと、「クィーン」「ギャ」と、いかにも会話しているような鳴き声が行きかいました。

辺りは、暗い街灯一つと、ドローンのランプ、今にも真っ暗になりそうな青白い空。

その時、電柱の上から何やら物音が。
上を見上げると、青白い空をバックにボス猿らしき大きなシルエット。そのまま上を見回すと木の上には何頭もの猿のシルエットが。

「うわっ、囲まれてる!」

猿は夜行性ではないと聞いておりますが、この暗さだとまったく見えないので襲われたらやばい、と思い、ドローンを戻してこの場から撤退しました。

【 写真左側にあるみかんをむしゃむしゃ食べていた 】
【 逃げる猿 】
【 緑の光がドローン 】

ドローンを見て逃げるどころか、逆に威嚇されちゃいました。

今回の交戦でいくつか勉強になりました。
まず、ドローンを見てもすぐに逃げずに物陰に隠れるだけ。
そして、4、5分経ったところで声を上げ、仲間の安否確認をする。
ドローンを見たとたんにギャーギャー騒いで逃げていくのかと思っていたのですが、違ってました。
これだけでも、1つ勉強になりました。
次の交戦に向けて装備を研究します。