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みなさんこんにちは!大台町キャスターマミです!

2017年5月20日~21日に三重県大台町で開催された「奥伊勢手作り釜炒り茶教室」

大台町には山の中や石垣、垣根に希少な在来種のお茶、自然茶が残っています。

野生のお茶なので、もちろん品種改良されてもいない、無農薬のお茶です。

前回の歴史ある山を登り、そこに息づく「山茶」を摘むでは山に生きる自然茶を摘みに行き、突然現れた群生に感動し、

里に生育する自然茶摘みと、ランチ【鮎・茶葉・朴の木団子など】では里に残る自然茶を摘み、イベントで振舞われた大台町の美味しい食を紹介しました。

今回は、イベントのメインとなる「釜炒り茶」の作り方を教わり、自然茶を実際に飲んでみてどうだったかをお伝えしてしていきます!

お茶を楽しむ会、近藤美知絵先生からのご挨拶

まずは、自然茶の先生であるお茶を楽しむ会近藤美知絵先生からのご挨拶です。

近藤先生.jpg

近藤先生「20代の頃体を悪くしてから、飲めるお茶を求めて、山茶、在来種のお茶を探し日本各地を歩いてきました。

そして奥伊勢のこの地を見つけました。

自然のお茶は、昔、薬だったという、お茶本来の香り・甘味・苦み・渋みを持っています。

無農薬でありカフェインが少ないので、赤ちゃんから年配の方まで誰もが安心して飲めるお茶です。

その土地の風土に根ざした野生のお茶の茶葉は肉厚で、地中深く根を下ろし石にぶつかり、石にくい込み、自然の恵みを十分に吸収しています。

ミネラルを多く含む天然の旨みから、強い生命力を感じ、飲むほどに気持ちが穏やかになります。

イベントではお茶の作り方を覚えるだけではなく、周りを見渡して山の風景や川のせせらぎを感じ、自分の内面と見つめ合ってみてください。

みなさんにとっての新しい発見があるイベントとなりますように。」

釜で炒ったお茶とは?

通常みなさんが親しんでいるお茶は、蒸して作られた緑茶だと思います。

煎茶には製法により蒸し製釜炒り製とがありますが、現在は蒸し製法のお茶が一般的です。

中国では昔、釜炒り茶が盛んに作られていました。

やがて渡来人によって、日本にもその製法が伝わったといわれています。

昔ながらの釜炒り茶は、各家庭にあった鍋や釜を350度もの高温に熱し、摘んできたお茶の葉を炒って揉み、水分を飛ばし乾燥して仕上げました。

賞味期限なく、何年でも飲めるお茶です。

自然茶の茶葉で、釜炒り茶作りの開始

最初に、摘んできた自然茶の葉を干しておきます。

摘んできた茶葉.jpg

火をおこします。

火おこし.jpg

熱々の状態で釜のなかに茶葉を入れ、茶葉の1枚1枚に火を入れます。

焦がさないように注意。

「手を焼いてもお茶を焦がすなよ~」という地元大台町自然茶の会の先生たちの声が響きます。

火傷にも気をつけましょう。

釜で炒る.jpg

釜で炒る2.jpg

火入れしたお茶を急いで畳の上に。

これでもか!というほどに上下左右あらゆる方向に揉みます。

最初の火入れと、一回目の揉みが重要とのこと。

1回目揉み.jpg

繊維を壊す!全体重をかけての作業、持久力も必要です。

1回目揉み手アップ.jpg

1回目揉み手アップ2.jpg

よ~く揉んだお茶を休ませます。

作り手さんもこの時間に休みます。

1回目休ませ.jpg

もう一度釜で火を入れ、揉み休ませる。

その後は、ほうろくでお茶の水分を徹底的に飛ばす作業です。

炒る大山さん.jpg

子供たちも挑戦。

幼児の茶炒り.jpg

炒る幼児.jpg

数時間後、出来上がりました!

お茶完成.jpg

自然茶の釜炒り茶を試飲

釜炒り茶半年ほど熟成させてからいただくそうですが、出来たばかりのものをみんなで試飲しました。

小さな茶器でいただきます。

じょくもらう.jpg

ここにほんの少しだけ茶葉を入れ、熱湯を注ぐ。

釜炒り茶は沸かしきった熱湯で淹れると美味しいそうです。

作りたてのお茶にお湯を注ぐ.jpg

少し時間を置くと、茶葉が開いてきます。

作りたての自然茶アップ.jpg

ほんのり色付きましたが、お湯は澄んだままです。

近藤先生「お茶を濁すなと昔からいうでしょう?」

姿勢を正し、お茶の香りを楽しみます。

みんなで香りを嗅ぐ.jpg

では、いただきましょう。

大山さんアップ.jpg

大台町地域おこし協力隊O隊員「・・・。」

山田さん渋い.jpg

大台町地域おこし協力隊Y隊員「う゛・・・。」

作りたては苦味と渋みが強いんです。

熟成させた自然茶もいただきました。

これは2年前に開催された第1回目のこのイベントで作られた山茶の釜炒り茶です。

一昨年のイベントの山茶.jpg

同じように濁りはありませんが、色は茶色くなっています。

お茶の色は「茶色」ですものね。

2年寝かせた自然茶は、まろやかで甘みも感じられ、全身に入っていた力が抜けて開放されたような気分、とても幸せな気持ちになりました。

最後に

夏のように暑いなか何時間もかけて炒る作業は、誰もが集中して忘れがちになっていますが、体が水分を欲します。

スタッフのみなさんがこまめにお茶を用意してくれて、その度に一息ついてリラックス。

背筋を伸ばして飲む.jpg

数百年の歴史の中で、自然茶の木がどんな場所に、どんな風に生っていてるのか。

昔ながらの釜炒り茶にかかる手間隙。

自然の恵みをいただくということ。

私がお茶作りから学んだことは、生きとし生けるものへの感謝でした。

「お茶をいただき、宇宙を感じる」というのも、分かる気がします・・・!

お茶のまち大台町に住んで1年余り。

この町でこれからもお茶と関わっていけますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪